■400字冒険日記‐SFC版1(一)
一日の冒険を400字以内にまとめた日記。
11/12/28(一日目)
SFC版1を再びプレイする。
おなじみラダトームの城の二階、扉によって閉ざされた空間から物語がスタート。その理由を初めて知ったとき、感動を覚えたファンは多いようだ。僕もそうだ。ま、それはいいとして、1の勇者って開始直後は何も装備していないんだよね。よく考えたら変態じゃん。
気を取り直して成長タイプを確認。素早さと身の守りと最大MPが高くなるタイプのようなので、呪文を積極的に使おうと方針を定める。さて、ここらで今日は終わろうと思ったのだが、王さまが冒険の書に記録してくれず。仕方がないのでそのまま電源を落とす。
11/12/29(二日目)
昨日と一言一句たがわぬ王さまの話を拝聴。その助言に従い、他の人からも話を聞く。部屋の中央に宝箱が行儀よく三つ並んでいる。中身は左から120G、松明、魔法の鍵。
【問】 これら三つの宝のうち、魔法の鍵さえあれば先に進むことができます。では、残り二つ(または一つ)を取らず画面を切り替えた場合、その宝はどうなるでしょうか。
というわけで魔法の鍵だけ取って真っ裸のまま階下に降りる。真っ裸のまま城内をうろつき、真っ裸のまま人々に話しかける。誰も驚かない。一通り話を聞いた後で二階に戻ると、問題の宝箱は影も形もなくなっていた。
【答】 消える
なんとSFC版でも変わっていなかった。王さまに文句の一つでも言ってやれ。
王「旅のしたくが できたなら
また わしに 会いに来るがよい。
まっておるぞ。○○○○よ!
だからその支度金が消えちゃったんですよ。分かりましたよ、リセットすりゃいいんでしょ、リセットすりゃあ。
11/12/30(三日目)
昨日、一昨日と一言一句たがわぬ王さまの話を拝聴。今度は全ての宝箱をあさる。
さて、なかなか冒険の書に記録してくれない王さまだが、どうも一度城の外に出る必要があるらしい。そこで兵士が教えてくれた隣の町へ行ってみることにする。
フィールドに出ると『広野を行く』が流れ始める。まさに至高の一曲。しばしそれを堪能した後、わずか十三歩でラダトームの町に到着する。
真っ裸はいい加減うんざりなので、服を買うためにまずは武器と防具の店へ。ひとしきり思案した結果、布の服、竹竿、皮の盾を購入。締めて120G。早くも全財産を使い果たす。
その後、町の人の話を一通りを聞いて回る。僕は堀井さんの書くゲーム中テキストがとても好きで、それを読むことはドラクエをプレイする上での大きな楽しみになっている。因みにポートピア連続殺人事件も好きである。
旅の支度は整った。城へ戻り王さまに報告、ようやく冒険の書に記録してもらう。
11/12/31(四日目)
レベル上げをする。初バトルの相手だが、ドラクエだからやはりスライムか、あるいは過去のトラウマを払拭するためにドラキーと戦いたい。スライムベスだと中途半端だし、ゴーストはドラキーより更に危険だ。
しばし悩んだ末、勇気を出して城から離れることに。すると望みどおりドラキーが出現。交互にダメージを与え合う緊迫した攻防が続いた結果、何とか勝利する。HPの多い個体だったので、真っ裸なら危険だった。全財産を使い果たした甲斐があったというものだ。しかしHPを半分も持っていかれたので、これ以上はマズい。すぐに城の近くへと引き返す。
ドラキー戦を含め計五回の戦闘をこなしレベルが2に上昇。だが、ベスにはまだ会っていない。中途半端とか言ってしまったから機嫌を損ねたのかと不安になるも、七戦目にしてようやく出現。一撃では倒せず、文字を黄色に変色させられた。なかなかやりやがる。
レベルが3になりホイミを習得。冒険を終える。
12/01/01(五日目)
ガライの町に無事到着する。何度かドラキーと遭遇したが、レベル3ともなれば最早なんでもない。ゴーストも気をつければ大丈夫だ。道中の砂漠に何かあったが無視した。
住人の話を聞きながら店屋を回る。布の服のままだと一般人みたいなので皮の服を購入。また、最初の買い物で購入する人が多いであろう竜の鱗も買う。が、再び一文無しになる。現在のHP9。無計画のせいで宿屋に泊まれなくなったが、ホイミと薬草が一つあるので大丈夫だろう。というか、よく考えたら死んでも何の痛手もない状態だ。城へ戻ることにする。
途中、初の会心の一撃でスライムベスを葬る。ついでにガライの町で噂を聞いたロトの洞くつにも寄る。松明を消費し、ロトの残した石碑を発見。
城に帰還。その手前でレベルが4になり、ギラを習得。冒険を終える。