■犬猫論争
はるか古の時代(?)より続く無意味な論争。はたして導かれし者たちは犬派か猫派か。独断と偏見によりその答えを導き出し、多数決により勝負を試みてみよう。
■勇者
はっきり言ってよく分からんが、犬のいる木こりの家に何度も泊まりに行くことを考えると犬嫌いではなさそう。かといって猫嫌いの描写もない(ドラクエの主人公だから当たり前だけど)。中立に近い犬派としたいところであるが、勇者ということもあり単に中立とする。
■ミネア
子供の頃に犬(ペスタ)を拾って飼っていたこともあり、大の犬好き。犬のトーマス(下記のトルネコの項を参照)を見た際、故郷に置いてきたペスタを次のように気にかける。
ミネア「犬……。
コーミズ村のペスタは
今ごろ 元気にしてるかしら?
ただ、サントハイムの屋上にいる猫のミーちゃんに関心を示す三人の内の一人であることを考えると猫も好きそう。しかし、ここは犬派とすべきか。
■マーニャ
フレノールの町にいる犬を見て、こんなことを言う。
マーニャ「ねえ ネコとイヌ
どっちが好き? あたしはイヌ!
マーニャ「だって ちゃーんと
言うこときくんだもん。
イヌのほうが いいわ。
しかし、妹のミネアがあれだけ可愛がっているペスタには関心を示さない。むしろ牛のほうに興味がある感じ(食料的な意味で)。もしかして犬が好きなのでなく、自分の言うことを聞いてくれる存在が好きなだけでは。
■トルネコ
キツネ狩りの得意な猟犬トーマスと旅をした仲。トムじいさんの息子にしか懐かないトーマスが従い、暫く会っていなかったトルネコのことを覚えていたことから、トーマスを可愛がっていたことが窺える。また、木こりの飼っている犬が飛びかかってきても、次のように冷静な台詞を吐く。
トルネコ「たいしたもんだ。
ちゃんと あの犬は 番犬としての
役目を はたしていますね。
犬好きと見て間違いないだろう。反面、猫に対しては台詞なし。犬派と思われる。
■ブライ
犬に対しても猫に対しても関心なさげ。好き嫌い以前に興味がない。
■アリーナ
ミーちゃんや砂漠のバザーの猫に対する台詞に、猫好きであることが現れている。
アリーナ「あら こんな所に
ネコがいたのね。
かわいいー。
アリーナ「砂漠に来たら
ずいぶんネコを見かけるわね。
ふふふっ かーわいいっ!
犬も嫌いではなさそうだが、猫ほどの強い関心は示さない。よって猫派と見る。爪攻撃ということもあるし。
■クリフト
クリフト「うわっ びっくりした!
かまれるかと思いましたよ。
ホント 犬って おそろしいなあ。
これは木こりの犬が飛びかかってきたときの台詞。どうやら犬好きではなさそう。対して砂漠のバザーの猫に対してはこんなことを言う。
クリフト「あははっ。
ちゃんと 宿屋で寝るなんて
頭のいいネコですね。
また、ミーちゃんに関心を示す三人のうちの一人でもあるから、どうも猫派のようだ。というかアリーナが猫派ならクリフトも猫派か。
■ライアン
木こりの犬が飛び掛ってきたとき、さらっと恐ろしい台詞を吐く。
ライアン「ふぅ 危ない 危ない。
突然 飛びかかってくるから
あやうく 斬り捨てるところだった。
また、トーマスに対しては次のように言う。
ライアン「なかなか 利口な犬ですな。
トルネコどののカオを
覚えているとは あっぱれな!
犬嫌いではなさそうだが、上の台詞のせいで犬好きと言うのも抵抗ある。しかし、猫に対しては関心を示さない。あるいは下記の台詞のほうが重要か。
ライアン「スライムやホイミスライムは
魔物とはいえ 気のいいやつです。
ライアン「やつの話。
信じてみては いかがかな?
■結果発表
勇者:中立
ミネア:犬派
マーニャ:忠実な下僕派
トルネコ:犬派
ブライ:興味ない派
アリーナ:猫派
クリフト:猫派(アリーナ派)
ライアン:スライム派(ホイミン派)
というわけで、二対二の引き分け。さて、あなたは何派?