■キーファ
【キーファ】はドラクエ7に登場するメインキャラの一人だ。グランエスタード王国の王子であり、主人公の親友でもある。
あるとき彼は、主人公やマリベルと共に世界の封印を解く旅に出るのだが、その途中、神を復活させるために放浪を続ける民族【ユバール】と出会うことになる。そして、キーファは彼らに同行するため主人公たちと別れる。神の剣として伝わる【ユバールの剣】を授けられたキーファは一族の守り手として生き、後の世に【伝説の守り手】として語られるほどの存在となる。今回は、そんなキーファについて、少しばかり書かせてもらおうと思う。
■キーファと剣術
伝説にまでなったキーファの剣の腕前は、どのようにして培われたのか。公式ガイドブック下巻にある彼の紹介ページに、次のような一文がある。
王子として城で剣術を習っていたおかげなのか、
力とHPはあなたやマリベルの中で一番高い。
また、彼自身が次のように語っている。
キーファ「ほう。その ご老人は
剣の 指南役なのか。
キーファ「オレも 子供のころは
よく先生に しぼられたもんだよ。
主人公と遊んでばかりいて、まるで王子としての自覚がないと言われるキーファだが、剣術の修行だけはしていたことが分かる。かえん斬りやゾンビ斬り、しんくう斬りといった剣技を素で修得できるのも、そのおかげなのだろう。
■キーファと剣
キーファが剣術修行を真面目に行っていたのは何故だろうか。冒険に憧れていたことも理由の一つかもしれないが、なにより単純に剣が好きだったからだと思われる。下記の台詞からも、そのことが窺えはしないだろうか。
キーファ「聖者のつるぎ… か。
すごく かっこいい剣だな。
キーファ「な……なあ ○○○○!
さっきの マチルダさんの
剣さばきを ちゃんと見たか!?
キーファ「すっげえ……。
よっぽど 修行しないと
なかなか ああはできないぜ!
キーファ「オレも はじめて剣を
もったときは 身体がふるえたさ。
キーファ「○○○○だって
けっこう ブルってたぜ フフフ。
キーファ「マリベルの魔力が 少ない。
イザって時に たよりになるのは
やっぱり 剣だぜ。
■キーファと武器
それでは、キーファが主人公たちと別れるまでに装備可能な武器を見てみよう。下記がその一覧だ。
武器名 | 主な入手場所 |
ひのきのぼう |
フィッシュベル(よろず屋) グランエスタード城下町(タンス) |
竹のやり | グランエスタード城(道具屋) |
こんぼう | ウッドパルナ(武器と防具の店) |
どうのつるぎ |
ウッドパルナ(武器と防具の店) オルフィー(宝箱) |
おおきづち | エンゴウ(よろず屋) |
せいなるナイフ | 炎の山(宝箱) |
石のオノ | フォーリッシュ(武器屋) |
鉄のやり |
フォーリッシュ(武器屋) グリンフレーク(武器と防具の店) |
おおかなづち | 移民の町(Lv6) |
鉄のオノ | からくり兵(ドロップ) |
お気づきだろうか。そう、剣が【どうのつるぎ】しかない。あとは槍や斧、ハンマーや棒ばっかり。何故こんなラインナップになっているのだろう。あれだけ剣好きを全面に出しておきながら、剣がほとんどないとは。おおきづちで火炎斬りとかやっても全く様にならない。
■おわりに
下の文は、別れの言葉と呼ぶにはあまりに淡白なキーファの手紙の一部だ。
”○○○○に 買ってもらった
そうび品は 返しておく。
元気でな。 キーファ”
ユバールの剣を装備する前に、使いこなせば一人前と言われる【はがねのつるぎ】を買ってあげたかったな……。