■400字冒険日記‐SFC版1(三)
一日の冒険を400字以内にまとめた日記。
12/01/09(十一日目)
現在レベル9。装備は鋼鉄の剣、鉄の鎧、鉄の盾、竜の鱗、戦士の指輪。
風貌こそ一人前の冒険者だが、次の目標はガライの墓だ。正直、大丈夫かどうか分からない。そこで、聖なるほこら周辺に行って腕試しすることに決める。ラダトームの宝物庫から宝を拝借し、途中マイラで妖精の笛を拾って、リムルダール島へ向かう。太陽の石は後回し。
到着。前回戦闘を回避していたせいで知らなかったが、九割方相手に先制されることに気づく。今回の主人公は素早さの伸びが良いはずなのに、話が違うぞ。
しかし、装備が良いので意外と戦える。ゴールドマン、死霊、そして島一番の実力者であろうキメラにも勝利。ただ、相変わらずのラリホー頼みなので、今後眠らない相手が出てきた時が問題ではある。だが、あまり慎重を期しても面白くないし、思い切って行ってみるか。
一旦城へ帰還。ラダトームの町で薬草を買い込み、ゴールドと荷物を預けて準備を整える。冒険の書に記録。
12/01/11(十二日目)
ガライの墓に突撃するも、松明を使うかレミーラを使うかでいきなり悩む。数分後、見える範囲を広げたほうが迷わずにすむだろうという判断でレミーラを選択。
が、それでも同じ場所をウロウロする情けない事態に。特に地下四階へ降りるのが一苦労で、目的地は見えるのにそこに行けないもどかしさを味わう。結局エンカウント数が増加し、地味に強い敵にじわじわとHP・MPを減らされる。しかし、何とか銀の竪琴の入手に成功。それまでに散々歩き回ったおかげで、帰りはすんなり行けた。
幸いだったのは墓に入ってすぐレベルが10に上がり、素早さが9も上昇したことだ。これにより先制されることがぐんと減って楽になった。また、ラリホーが効きづらい死霊の騎士に一度しか出会わなかったことも運が良かった。あと二、三度遭遇していたらと思うとぞっとする。
レベル11、所持金4712G(+預かり所2000G)という結果で冒険を終える。
12/01/12(十三日目)
あと988Gで魔法の鎧が買える。が、これまでに購入した経験は初プレイ時の一度だけである。他に二回の大きな買い物が残っていることと、すぐにロトの鎧が手に入ることで、無駄な買い物になる可能性が高いからだ。さて、どうするか。
判断は後回しにして、沼地の洞くつへドラゴン討伐に向かうことにする。
到着。ドラゴンに話しかけ、戦闘に入る。強い。FC版はどうだったか覚えてないが、SFC版は明らかに通常のドラゴンより強い。四回に一回は先制されるので、早めの回復を心がけながら攻撃を繰り返す。やること自体は単調なものだが、その単調さ故にコマンド入力を一つ間違えればすぐ死につながる。計156ポイントのダメージを与えて、やっと倒すことに成功。950ポイントの経験値を獲得し、レベルが12に上がる。
ドラゴンは倒したが、テキストコンプリートの関係でローラ姫はまだ助けない。心は痛むが、そのまま城へ帰還する。
12/01/13(十四日目)
結局ゴールドを貯めて魔法の鎧を購入する。買うなら、メルキドの町への長旅を控えた今しかない。それより早すぎたら強くなりすぎて面白くないし、遅すぎたらすぐお別れがやってくるからだ。そういう意味では、この装備がリムルダールに売っていることは凄く納得できる。
因みに1の装備品で今まで買ったことがないのは、鎖かたびらだけである。もし買うとしたら、岩山の洞くつに向かう前くらいが丁度いいだろうか。
それはそうと、人々からメルキドの町の情報を聞くにはローラ姫を救出してフラグを立てる必要があるのを忘れていた。噂が聞ける場所には噂を聞いた後で向かいたかったが仕方がない。FC版のときにはローラ姫を助けようが助けまいが誰一人教えてくれなかった気がするし。たぶん今まで行ったことのないところへ向かってみれば自ずと見つかるということなんだろうけれど、思えばなかなかシビアな話だ。
さて。鎧しか買ってないが、そろそろやめよう。
12/01/14(十五日目)
メルキドの町へ向かう。が、その道中に影の騎士と遭遇。圧倒的な力量差を見せ付けられ、あっさりと初死にする。その後メイジキメラとスターキメラにも立て続けにやられ、三度も城に強制送還。何なんだ、この地域は。何だったんだ、7700Gって。
いい加減に戦っているとすぐに死ぬので、もう少し真面目にやる。基本は例によってラリホー。メイジキメラにはマホトーンも食らわす。ただし、影の騎士だけは相手にしない。そんなこんなで何とかメルキド前に到着。途中メタルスライムに遭遇するが、何もしない間に逃げられる。そういえば1でコイツを倒した記憶がない。
そして、ようやく本日のメインイベントであるゴーレム戦に突入。が、八割方こちらが先制でき、あっけなく勝利を収める。レベルが一度に2上昇。しかしまぁ対ゴーレムにおける正攻法とはいえ妖精の笛はずるいよね。今まで散々ラリホーを唱えまくってきた奴が言える台詞ではないけどね。