■400字冒険日記‐SFC版1(五)

一日の冒険を400字以内にまとめた日記。

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12/01/20(二十一日目)

レベル17。最大HP109・最大MP110。どこか変な勇者で竜王討伐を目指す。

ベホイミは覚えたが、たぶんに運に左右されるであろうことが予想される。世界を救う最後の戦いに運で挑むというのも、よく考えたら意味が分からない。

変身前。ラリホーによる事故を除けば、ほぼ負けることはない。ただし、変身後のことを考えるとMPの消費は極力避ける必要があるだろう。

変身後。先制できる確率は約五割。与ダメージ約18。最大HPは(変身前が約250なので)おそらく300以上あると思われる。また、何度か挑むうちに以下のような攻撃パターンを繰り返していることが分かる。

激しい炎→通常攻撃→火の息or火炎の息→通常攻撃or火の息

受けるダメージが大きい方にばかり振れるとか、強力な方の攻撃ばかりしてくるとか、先制したいときに先制できず先制したくないときに先制できるとか、運が悪いことが重なると簡単に死ぬ。今日のところは一先ず終了。

12/01/21(二十二日目)

どんな戦い方がベストなのか分からないが、前回判明したことを踏まえて、ある程度安定すると思われる作戦を自分なりに立てる。

一戦目。変身前をベホイミ一度で倒し、いきなりのチャンスと思われたが甘くはなかった。変身後に304のダメージを与えても倒せず、逆にこちらのMPが尽きて負ける。

これで分かったのは、奴のHPが350くらいありそうなことと、変身前でのベホイミの使用は極力減らし、変身後も回復せず攻撃に出るターンを増やさなければ勝てそうにないことだ。会心の一撃が出ない限りは。

二戦目以降。MPをケチっているせいで、変身前にすら勝てなくなる。変身後になってもすぐに負ける。種も木の実も全て使ってるのに何故だ。昔は使わなくても普通に勝てた気がするのだが。

結局、百戦してもチャンスは訪れず、一戦目がどれだけ運が良かったかを思い知る。あれで決めておくべきだったのだ。何でいつも後になって気づくんだ。今日はもう寝る。

12/01/22(二十三日目)

数えるのも面倒なくらいに負けまくる。ここまでくると戦い方が根本的におかしい気がしてくる。だいたい先手を取れる確率が五割と中途半端なのがよくない。

おそらく昨日と合わせて百三十何戦目で、ようやく二度目のチャンスが到来。変身前でのベホイミ使用一回。変身後に与えた一撃目が会心の一撃。尚且つ相手の攻撃を避けMPを一回分節約。絵に描いたような幸運だ。もちろん勝つ確率十割とはいかないが、MP残量が多いので博打のターンは減る。こんなことは二度とあるまい。ここで決めるしかない。無駄にコントローラを握る手が震えてくる。

そして迎えた26ターン目、竜王に17ポイントのダメージを与え、ついに勝利。慎重を期して頻繁にベホイミを使ったのにMPが14残っていた。勝つときってこんなものかな……。

各地を巡り、ローラ姫を救出し、城へと帰還。無事エンディングを迎える。

何だか無意味に疲れたけど、とても面白かった。やはり1は名作だ。

<合計8872文字でSFC版1クリア>

UP:12/01/23
こんなのっぱら

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