■400字冒険日記‐SFC版2(三)
一日の冒険を400字以内にまとめた日記。
15/12/06(十一日目)
【答】 5
2の鋼鉄シリーズで最も高いのは盾(2000G)。次に剣(1500G)、最も安いのは鎧(1000G)だ。ローレシアの王子が初期装備のままなので、今後はこの鋼鉄シリーズを揃えていきたい。最初に買うのは剣がいいか。カインより貧弱な守備力は気になるが、ここは攻撃は最大の防御の精神で行こう。
ゴールド収集のため、町の西側をうろつく。なぜなら東側にはマンドリルが出現するからだ。しかし、これは単なる経験則なので、あるいは西側にも出るのかもしれない。正確なところは分からないが、幸い一度も遭遇することなく目標の1500Gが貯まる。ついでにレベルが二人とも8に上昇。
さっそく武器と防具の店へ行き、鋼鉄の剣を購入、装備してみる。すると、ローレシアの王子の攻撃力がカインのちょうど倍に。これは次の戦闘が楽しみだ。
じいさんのところへ行き、冒険の書に記録してもらう。便利な世の中になったものよのう。
15/12/07(十二日目)
今日はムーンブルクを目指す。やはり気がかりはローレシアの王子の守備力だが、薬草はたくさんあるし、キメラの翼もあるし、大丈夫だろう。
ムーンペタを出て、南の橋を渡ると待っていたようにマンドリル×3が出現。まるで町の西側ばかりで戦う王子たちをやっつけたくてウズウズしていたかのようなタイミングだ。だが、そう簡単にやられるわけにはいかない。新品の鋼鉄の剣の切れ味を試してやろう。
一ターン目、二人がかりの先制攻撃(通常攻撃とギラ)でマンドリルを一匹倒すことに成功。これは勝ったな、と思ったら相手の攻撃が二発ともローレシアの王子に飛んできて、一気にHPを持っていかれる。与ダメージ、被ダメージ、共に期待どおりか。しかし相手の素早さがたいしたことなかったおかげで、なんとか勝利。
さて。そろそろ400字だから一旦町に戻ろう。断っておくが、出発した途端にHPやMPをごっそり削ぎ落とされてびびったわけではけっしてない。
15/12/08(十三日目)
今日もムーンブルクを目指す。
新しいモンスターがわらわら出てくる。スモークが弱い割にゴールドを持っており、出会ったら積極的に倒す。なんでこんな煙が金持ちなのか分からない。リビングデッドはタフな上にマヌーサまで唱えてきて鬱陶しい。オマケに落とすゴールドも少なく、まるで旨みがない。こいつが貧乏なのは見た目で分かる。
城に到着。宝箱が幾つかあるが、すべて空っぽ。以前ドラクエ仲間の方が、この中の一つにロトの鎧が入っていたのではと言っていた。実際はどうなのか分からないけれど、とても説得力がある話だと思う。
ムーンブルクにはマンドリルが出現しないが、その分いやらしい攻撃をしてくる敵が多い。なるべく無駄に歩き回らないようにする(つまり人魂のほうから寄ってきてもらうという外道の所業)。途中メタルスライムが現れたが、当たり前のように逃げていった。
探索終了後、西のほこらへ立ち寄り、そして追い返される。一旦町に帰還。
15/12/10(十四日目)
ラーの鏡の回収へ向かう。サルはもちろんだが、緑のハエの集団が地味に恐ろしい。もっとも、後に登場する赤いトンボの恐ろしさはその比じゃないけど。
それにしても、ぜんぜんレベルが上がらない。と思っていたら、毒の沼地の前でローレシアの王子のレベルが9にアップする。しかし上昇したのは力が3だけ。もっと頑張れよレベル9。
ラーの鏡を拾い、ムーンペタへ。王女ナナの呪いを解く。これでようやくロトの末裔の三人が揃ったわけだ。さっそく“つよさ”を確認。初期装備は檜の棒に布の服。ブライ、5主人公、6主人公。全裸の奴や布の服だけの奴らを除いたら、いちばん多い組み合わせかも。
ところで、初期装備って独特の良さがないだろうか。不思議と人を惹きつける魅力がある気がする。そう、何を隠そう僕は初期装備ファンクラブの一員なのである。会員No.4367である。嘘である。そんなファンクラブはない。あったら笑う。
今日の冒険を終える。
15/12/11(十五日目)
そろそろ鋼鉄の鎧を買っておきたいが、ただ今の所持金788G。フィールドへ出る。
攻撃力4のナナは攻撃面で役に立たないので、基本的に防御をさせておく。戦闘を三度こなし、所持金が1165Gになる。ついでにナナのレベルが2に上昇し、ラリホーを習得。1で随分と世話になった呪文だが、それは2でも変わらない。骸骨にラリホー、マンドリルにラリホー、取り敢えずラリホー。
と、ここでナナに土産の聖なるナイフを渡していなかったことに気づく。さっそく装備させると、攻撃力が一気に14まで上昇。しかし、それで彼女の通常攻撃が有効な手段になったのかと言えば、そうでもない。ただ単に装備させたかっただけである。
町に戻り、鋼鉄の鎧を購入。ローレシアの王子の守備力が、ようやくカインを上回る。これでパーティの盾としての役割を少しはこなせそうだ。冒険の書に記録する。