■400字冒険日記‐SFC版２（五）
一日の冒険を400字以内にまとめた日記。
15/12/18（二十一日目）
冒険再開。前から思ってたんだけど、ラダトームの通常の神父と冒険の書に記録してくれる神父の位置って逆な気がするのだが。
それはともかく、公式ガイドブックで調べてみると海牛はゴールド稼ぎの相手としてかなり優秀であることが分かった。この付近で二番目に金持ちで、遭遇率も高くて、尚且つ集団で出現して、オマケにそれほど強くないからだ。
というわけで、ひたすら海で戦い、大金槌と鋼鉄の盾と鉄兜と身かわしの服と魔道士の杖を買ってやる。すげえ贅沢な旅だぜ。
意味不明だったのは、ナナの守備力をローレシアの王子がなかなか上回れなかったこと。鋼鉄の鎧と鋼鉄の盾と鉄兜を装備してやっと勝てるってどういうことだ。
もう一つ驚きだったのは、魔道士の杖の攻撃力が鉄の槍よりはるかに上だったこと。リメイク版でこんなに強くなっているとは知らなんだ。思わずカインに装備させそうになったが、後のことを考えて結局ナナにあげた。
冒険の書に記録する。
15/12/19（二十二日目）
前回買い物をしまくったので、
「楽勝すぎて面白くないかも」
と心配したが杞憂だった。竜王の城はおかしい。めんどくせと思って逃げるを選ぶと、失敗してすぐ死ぬのだ。戦ったほうがずっと安全である（そのための装備だろ）。
三度目の挑戦で何とかロトの剣を入手するが、この時王子王女共にMPが半分以下に。無駄なく進んでこの消耗度だ。出直そうかとも考えたが、またくるのも面倒で思い切って先へ行く。
薬草を使いまくり何とか最深部へ。と、ここで最大の敵が現れる。バリアだ。死ぬギリギリまで歩いて回復を繰り返すが、瞬く間にHPとMPを持っていかれる。世界地図を手に入れ再びバリアを抜けたときには、王子のMPが10、王女に至っては0になっていた。ここから竜王の曾孫の所まで行くのか……。
もう全滅も覚悟の上で恐る恐る歩を進める。が、全く敵に出会わず曾孫と対面。どうやら最深部には敵が出現しないらしい。無駄に緊張したが、何とか生還。
15/12/20（二十三日目）
現在のレベル、前から順に14・12・8。今日は大灯台に向かうのだが大丈夫だろうか……。
取りあえず全員分の魔よけの鈴と大量の薬草を買い込んで出発。それにしてもメルキドの南って１を既プレイ前提の情報だよね。
到着。広い上に階段が多くて訳が分からない。竜王の城の反省を生かし、今回は一切逃げずに進めるも、二階を探索し終えた段階で薬草が早くも尽きる。変わりに敵が落としていった聖水やら布の服やらどうでもいいアイテムだらけに。
それでも何とか宝箱を回収しながら進んでいたのだが、五階でついに奴らと遭遇。そう、ドラゴンフライ×４だ。
ちらりと逃げるコマンドが頭をよぎる。しかし失敗すれば100％死だ。戦うしかない。と、ここでラリホーを選択してしまったのが運の尽き。コイツら全く眠らない。結果、地獄の業火によりローレシアの王子が死亡し（他二人は回復してやったので生き残った）無念の敗走。バギを唱えておけばよかったよ……。
15/12/21（二十四日目）
再び大灯台へ挑戦。もうドラゴンフライに遭遇してもバギで蹴散らす。
宝箱も（たぶん）全て回収したし、あとは紋章を手に入れるだけだ。そして、ついにじいさんを発見。相変わらず不気味な挙動であるが、今回はようやくクリアかという安堵を覚える。
焦って足を踏み外さないようにじいさんについていき、
＊「ケケケ…！ ひっかかったな！
ここが お前たちの
墓場になるのさ！
グレムリン×４を無事返り討ちに。こいつら何でご丁寧に紋章を隠し持っていたんだろう？
それはそうと、２のグレムリンといえば船を手に入れるため倒す相手でもある。故に大灯台のボスは別のモンスターにすればよかったのにと思っているのは僕だけではあるまい。パラメータだけで見たらドラゴンフライより強いのだけど、竜王の城でも大灯台でも普通の敵として出てくるし新鮮味がないというか。
まあ何はともあれ一つ目の紋章をゲット。さて次は……どこに行けばいいんだ？
15/12/22（二十五日目）
どこに行けばいいのか分からない。公式ガイドブックでは大灯台の次はテパの町になっているんだけど、ここまで関連情報は皆無。仕方がないので、聖なるほこらの旅の扉からベラヌール北のほこらまで飛び、南下してベラヌールの町へ。
武器と防具の店で一つの商品が目を引く。ドラゴンキラー（８８００Ｇ）だ。今まで買った記憶がないので使ってみたい。しかし、一緒に並んでいる力の盾（２１５００Ｇ）も必ず欲しい装備である。現在の全財産は１３２８４Ｇ。どうするべきか……。
とりあえず買い物は後回しにし、人々から話を聞いたのち宿屋へ。無事カインが呪われ離脱する。このイベント、FC版のときから案自体は存在したらしいが、容量の関係でボツになったとか。
さて。カインを助けるための情報は町で全て入手できるものの戦力ダウンだ。それにかこつけて、思い切ってドラゴンキラーを買うことにする。さようなら大金槌。ありがとう大金槌。
冒険の書に記録する。