■オーリン(一)
【オーリン】はドラクエ4に登場する人物です。
■基本情報
オーリンはコーミズ村の錬金術師エドガンの弟子の一人です。同じく弟子であったバルザックとは当然ながら兄弟弟子の関係にありました。
あるときエドガンがバルザックに殺され、オーリンは大怪我を負ってしまいます(なぜ彼が大怪我を負ったのか明言されていませんが、素直に考えたらバルザックにやられたのでしょう)。怪我を治すため、第四章でオーリンはコーミズ西の洞くつに身を潜めていました。そこにエドガンの娘であるマーニャとミネアがやってきます。
*「やや!
マーニャさまに ミネアさま!
わたしです でしのオーりンです!
*「おふたりも かたきうちを?
わたしも それだけをむねに
きずの かいふくを まっていたのです。
*「バルザックのやつは
あくまに たましいをうって
つよいまほうを みにつけたそうです。
*「でも せいじゃくのたま さえあれば
やつの まほうを うちやぶれるはず!
*「とにかく おともさせてもらいます。
さあ まいりましょう!
マーニャたちがエドガンのカタキを討つため旅をしていることを知ったオーリンはパーティに加入します。
■お助けキャラ
4に登場するお助けキャラの中でも、オーリンはかなり優秀です。最も頼りになるお助けキャラを選ぶとするならば、個人的には第一章のホイミンか、もしくはオーリンか、といった印象があります。
ストーリー面での役割は、味も素っ気もない言い方をすればキングレオ城の扉を開けることです。通常は魔法の鍵(または最後の鍵)がないと開くことができませんが、オーリンはそれをこじ開けます。そのため、彼は必ず仲間にしなければならないキャラでもあります。
戦闘面での役割は、いわゆる戦士タイプ。先頭に立って相手の攻撃を受け止め、打撃攻撃により敵を粉砕します。第四章の主人公であるマーニャとミネアは魔法使い・僧侶タイプなので、オーリンが加わることで非常にバランスが良くなり、一気に戦闘が楽になります。
しかし、エドガンの娘であるマーニャとミネアが呪文主体のキャラで、兄弟弟子であるバルザックも呪文を主に使用してくる敵なのに、オーリンだけ武闘派なのは何故なんでしょうか。もしかしてオーリンは錬金術師としてはあまり優秀じゃな(
■死亡
ストーリー面でも戦闘面でも大活躍のオーリンですが、第四章の最後にマーニャとミネアを追っ手から逃がすため戦い、死亡してしまいます。
オーりン「ど どうやら わたしは
もう おとも できそうにありません。
オーりン「ごむねんでしょうが
ひとまず このくにをでて
おちからを たくわえられますように。
オーりン「おふたりとも
どうか ごぶじで…… ぐふっ!
オーリンは、こう言って返事をしない屍になります。マーニャやミネアにとってはもちろんそうですし、プレイヤーにとってもショッキングな出来事だったと思います。しかし、第五章でこれまたショッキングなできごとが。どういうわけか、蘇ったオーリンが登場するのです。
*「おお! エドガンどのの おじょうさま!
わたしです! オーリンです!
*「よいですか おじょうさま!
*「かたきの バルザックは どうやら
デスピサロというものの
ほごを うけているようす。
*「デスピサロは しんかのひほうを つかい
まものたちを さらに きょうりょくに
するつもりです。
*「そうなるまえに
しんかのひほうを やみに ほうむらねば!
*「いまは なき エドガンどのも
きっと それを ねがっているはずです!
自分が死んでいたことには、いっさい触れないオーリン。リメイク版ではすんでのところで命拾いしたとかいう台詞が追加されてますが、いやいや確実に死んでたよね? 返事がない只の屍のようだったよね? 生きていたこと自体は嬉しいけどね? といった感じです。
そもそもこの文章を書こうと思ったきっかけは、“なぜオーリンは蘇ったのか”をドラクエ仲間の方が考察されており、そういえば自分は不思議だと思いながらもそのことをあまり考えたことがなかったなと気づいたからです。なぜオーリンは蘇ったのでしょうか。