■おてんば姫ご一行の足跡をたどれ!(五)
おてんば姫ご一行の足跡をたどれ!(四)に戻る引き続き、おてんば姫ご一行の足跡をたどろうと思います。
■パデキアの洞窟
パデキアの洞窟にやってきたアリーナと三人組。リメイク版では洞窟を入ってすぐの場所に盗賊の鍵の扉が設置されており、アリーナがそれを蹴破るという場面が追加されています。そこで、三人組が次のような会話を交わします。
*「たしか姫は 盗賊のカギを
持っていたはずだよなあ。
*「……そんなに 扉を
蹴り開けたかったんだろうか?
まあいい。行くぞ!
このイベントでまず注目したいのが、(脳筋)アリーナがミントスを出発するとき周到にも盗賊の鍵を持ってきていたこと。元々彼女がずっと持っていたのかもしれませんが、そうでないなら必要になる可能性を考慮したブライが持たせたのかもしれません。結局使っていませんが。
また、盗賊の鍵の存在を三人組が知っていることも興味深く思えます。アリーナが鍵を使う場面を見たというなら疑問もないのですが、少なくともゲーム中では、彼女たちの行動範囲に盗賊の鍵の扉は存在しません。となると、例えば“洞窟には鍵のかかった扉があるから先に進めない”といった話をソレッタで聞き、そのとき“盗賊の鍵なら持っている”というようなやり取りがあった可能性が考えられます。
さて。盗賊の鍵の扉を蹴破り奥へと進んだアリーナですが、地下二階にて勇者たちと軽く顔を合わせます。
アリーナ「もしかして
あなたも パデキアを?
でも ごめんなさいね。
アリーナ「パデキアの種は
わたしたちが いただくわ!
アリーナ「あれー!
ブライじゃないっ!?
アリーナ「いったい どうしたのよ。
こんな所まで来るなんて?
アリーナ「え? その人の仲間になって
あなたも パデキアの種を?
アリーナ「ふーん。
なんだか 弱そうな人たちね。
まっ 心配は いらないわ。
アリーナ「パデキアの種は
わたしたちが見つける。
クリフトは わたしが助けるわ!
(少なくともブライ加入後であれば)勇者たちはアリーナを手助けするためにやってきたはずですが、この時点では仲間になりません。自分がパデキアの種を手に入れてみせると意気込むアリーナでしたが、結局見つけることは叶いませんでした。
■三人組
パデキアの種を発見できなかったアリーナは仕方なくミントスに戻りますが、その途中で仲間になっていた男たちと別れたようです。
アリーナ「あの後 洞くつで連れてた
3人の男たちは どこへ行ったかって?
アリーナ「あの人たち 足が遅いのよ。
ミントスに戻る途中の どこかで
置いてきちゃったわ。
可哀想な三人組。
■ミントス
パデキアが手に入らず途方に暮れていたアリーナのもとに勇者たちが現れます。感謝するアリーナでしたが、マーニャの台詞によると洞窟で会ったことは覚えていなかったようです。
マーニャ「お姫さま あたしたちのこと
覚えてないみたいね。
マーニャ「洞くつの中で ちらっと
すれちがっただけだから
まっ しゃーないか。
傍を通っただけであれば覚えてないのも無理はないかもしれませんが、話し掛けていて尚且つブライが一緒にいた場合でもマーニャは同じことを言います。アリーナは勇者たちを“弱そうな人”と評していたので、よほど眼中になかったということでしょうか……。
■勇者の仲間に
いずれにしろ、勇者の活躍によりクリフトは快復します。そしてアリーナは勇者が自分たちと同じくデスピサロを追って旅をしていることを知り、仲間になります。下記がその時の一連の台詞。
アリーナ「良かった!
気がついたのね クリフト!
クリフト「お恥ずかしい……。
姫さまを守るべき わたしが
このような ごめいわくを。
アリーナ「いいのよ クリフト。
デスピサロを さがす旅を
続けましょう!
○○○○「…………!
アリーナ「どうかしたの?
アリーナ「……え?
○○○○も デスピサロを!?
クリフト「以前 勇者の住む村が
デスピサロに 滅ぼされたそうです。
もしや ○○○○どのが……。
アリーナ「まあ! そうだったの!
じゃあ 一緒にさがしましょう。
旅は 多いほうが楽しいしね。
因みにブライ一人の状態でパデキアの根っこをクリフトに飲ませた場合、次のような台詞に変わります。