■三人の賢者(二)

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■太陽の石の賢者(二)

3で勇者から太陽の石を託されたおっさん。彼に関する驚愕の事実を知るには、約四百年後の世界であるドラゴンクエスト1に舞台を移さなければなりません。

1の時代、大魔王の予言は現実のものとなり、世界は新たな闇に包まれています。何処からか現れたロトの血を引く勇者は、ロトが残した三つの神秘なる物を集めることになるのですが、そのうちの一つである太陽の石はラダトームの城の地下に存在しています。城の地下と言えば3のときに例のおっさんが居た場所。しかしおっさんの姿はなく、一人のじいさんが太陽の石を守っています。

先に言っておくと、このじいさんの台詞におっさんに関する重大な秘密が隠されているのです。台詞は全部で三つ。では順番にご覧ください。

<最初の台詞>

*「おお ○○○○よ!
*「わしには 分かっておった。
  いずれ ロトの血をひく若者が
  ここを おとずれることを。
*「この宝箱には 昔 勇者ロトから
  あずかった 太陽の石が
  入っておる。
*「そなたが 竜王を たおすために
  必要な物じゃ。
  さあ 宝箱を 開けるがよい!

<勇者に太陽の石を託した後の台詞>

*「○○○○よ…。
  そなたが この地に 再び
  光をもたらすことを
  わしは 信じておるぞ。
*「さて…。 長い間 太陽の石を
  見まもりつづけて わしも
  すこしばかり つかれたわい。
*「そろそろ 休ませてもらうことに
  しようかのう…。

<休むためにベッドに横たわった後の台詞>

*「わしに 太陽の石を あずけに来た
  勇者ロトの姿は 今でも
  はっきり おぼえておる。
*「そなたには たしかに
  勇者ロトの おもかげが…。
*「この地に 再び 平和を…。
  たのんだぞ ○○○○よ。

お分かりいただけたでしょうか。そう、決定的に問題なのは三つ目の台詞です。ベッドに横たわったじいさんは、こう言っています。

*「わしに 太陽の石を あずけに来た
  勇者ロトの姿は 今でも
  はっきり おぼえておる。

なんと、このじいさんは3のおっさんと同一人物だったのです。しかし先に述べたとおり、1は3から約四百年後の世界。いったい何歳なんですか。

というか、こんな太陽とかけ離れたジメジメした場所で、そんなにも長いあいだ太陽の石を見守り続けてきたとか、普通に考えて少しばかり疲れたどころの話じゃありません。謎の予知夢を見ただけじゃんとか小さいことで文句いってすみませんでした。おっさん、いや、おじいさん! あなたこそ真の賢者です! というより、もはや仙人です!

三人の賢者(三)に続く

UP:13/10/24
こんなのっぱら

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