■おてんば姫ご一行の足跡をたどれ!(三)
おてんば姫ご一行の足跡をたどれ!(二)に戻る引き続き、おてんば姫ご一行の足跡をたどろうと思います。
■コナンベリー
はっきりした経路は分かりませんが、いずれにせよ三人はコナンベリーを訪れました。そして、当然ながらここでもデスピサロに関する情報を集めていたようです。夜に酒場の主人からその噂を聞くことができます。
*「誰かを探しての旅かい?
そういえば 少し前
おかしな 3人組が来たよ。
*「お姫さまと お供のふたりで
なんでも デスピサロとかいう男を
さがしてるって 言ってたな。
その後、大灯台が怪しい光を放つようになる前に出航した最後の船に三人は乗り込み、ミントスヘ向かいました。下記は停泊中の船にいる戦士の台詞です。
*「南のミントスに向かった船が
最後に出た船で それには
サントハイムの姫が 乗ってたとか。
*「さぞや 美しい姫であろうな。
わたしも ひと目見たかったものだ。
これを受けて、マーニャとミネアがそれぞれ次のように言います。
マーニャ「サントハイムの姫だったら
あたしも エンドールで
うわさを聞いたわ。
ミネア「サントハイムの王女には
若い神官と 魔法使いの老人が
同行しているそうです。
第五章で実際に彼女たちの言うような噂を聞くことはできません。このことから、ゲーム内で描かれていない部分でも三人の噂が流れていることが窺えます。また、これらの台詞からは、アリーナたちが第二章終盤と同じく堂々と身分をさらし、まるで忍んでいなかったことも分かります。そのほうが何かと協力を得られた、というのはあるかもしれません。
《三人とトルネコ》
三人の出航時期およびトルネコの船の建造状況から考えて、アリーナたちとトルネコは同時期にコナンベリーに滞在していたと思われます。直接話をしないまでも、すぐ傍をすれ違ったり、その姿を目の端に留めていた可能性は大いにあります。
また、アリーナ自身も言っていますが、彼女たちの出航がもう数日遅れていれば、この三人によって(場合によってはトルネコも加わって)灯台タイガーが退治されていたでしょう。
<勇者パーティVSアリーナパーティ>
ここでちょっと寄り道して、灯台タイガー戦での勇者パーティとアリーナパーティを比較してみます。
・勇者VSアリーナ
はじめに勇者対アリーナですが、アリーナ最大の特徴である会心の一撃の発生率は、この時点では大したことありません。一方勇者は守備力が高くアリーナにない回復呪文も使えるので、ここは勇者優勢と言えるのでは。
・ミネアVSクリフト
僧侶タイプの比較。この時点で、パラメータ・装備・回復呪文などは両者に明確な差がありません。しかし対灯台タイガーを考えた場合、ミネアにはラリホーが使える利点があります。灯台タイガーは勿論、お供で登場する炎の戦士にもラリホーは有効です。よってここはミネア優勢と言ってよいでしょう。
・マーニャVSブライ
続いて魔法使いタイプ。公式ガイドブックの目標到達レベルに基づけば、この時の両者の最大火力はマーニャがベギラマでブライがヒャダルコ。威力だけなら若干ブライが強い程度ですが、炎の戦士にはベギラマが効かないためにブライ圧倒的有利となります。
灯台タイガーにヒャダルコが効かない可能性も考えられますが、それでも炎の戦士を手早く倒せるメリットは大きいそう。また、リメイク版ではブライはラリホーが使えるようになっているため、やはり有利に思えます。
・ホフマンVSトルネコ
最後にこいつら。まずホフマンですが、【ちからをためる】と何故か高めに設定されている会心率が特徴。これらが上手い具合に出れば、灯台タイガーにホイミを唱えさせることなく相手を葬ることができるかも。一方、役に立たないと思われがちなトルネコの特殊行動も意外と有利に働くものが多いため、普通に活躍できそう。まあ運の比率が大きいこの二人は互角としておきます。
■ミントス
さて。実際は灯台タイガーと戦うことなくミントスへ向かったアリーナたちですが、クリフトが謎の病に臥せってしまいます。
クリフト「以前 私たちは
ここから ミントス行の船に
乗ったんですよ。
クリフト「そして その直後に
病気で 倒れてしまったんです。
いや 思い出しても お恥ずかしい。
この台詞を見るに、クリフトはどうやらミントスに到着してからでなく船上で病気にかかったようです。アリーナとブライは宿に部屋を取り、そこで彼を休ませます。この後、三人は各自バラバラに行動することになります。